為替広見

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本日の為替!動向&予想とは!?7月27日

本日の為替の動向

27日17時のドル円の為替相場は、

1ドル=111.04 前日に比べ35銭の円安ドル高で推移している。

本日の市場は、特段大きな動きもなく

昨日円高に向かった反動で少し円安方向に推移している。

 

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見解と予想

本日は、今後為替相場を見ていく上で、

昨日ポイントにあげた日本銀行について少し整理してみよう。

日本銀行は1882年に設立された日本の中央銀行。

日本における、物価と金融システムを

コントロールし、安定させる事を主な役割としている。

2013年から、日本銀行は金融システムの安定を図るべく、

大規模な金融緩和を行ってきた。

日本は物価な上がらないデフレーションの状態が長く続いていた。

そこで、経済を刺激するべく日銀は、

世の中のお金の量を増やし、

消費をガンガンさせて、物価を上昇させようと試みた。

実は今現在まで、この景気刺激策は、様々な手法で行われている。

金融政策の内訳は割愛するが、

ここでポイントなのはこれまで景気を

ガンガン刺激させるべく行っていた

手法を取りやめようとの憶測が出てきている。

そのため、昨日はそのニュース観測が影響し、

円高に向かった、という事である。

では、なぜ金融緩和をやめたら円高になるのか。

それには、様々な要因が内在しているが、

今日はその1つをお伝えしたい。

そもそも日本のお金の量が増えることで、

余分にお金を個人及び法人は持つ事になる。

そこで、彼らはその余分なお金を何かで運用しようと考える。

ただ、日本の金利は低いとともに魅力的な資産もないため、

世界の資産に投資しようと考える。

 

本日のまとめ

 

円を外貨にかえるいわゆる円を売って外貨を買う、

という投資行動が生まれる。

更に、日本は低金利のため、

日本円を借りて海外へ投資しようと考える輩もでてくる。

金融緩和でお金をジャブジャブにしている時はいいが、

仮に緩和政策をやめる動きが、

出て来ることで、資金を借りていた投資家は、

これまでの緩和の前提に変化が生まれるため、

一旦借りた円を返そう、という動きが生まれる。

その行動こそが、借りた円で運用していた外貨を売りに、

もう一度円に戻すという動きがうまれる。

つまり、ドルを売って円に戻し返済する。

ドル売る=ドル安、円を買う=円高 とまあこういう構図だ。

この動きを市場では、円キャリートレードと呼ばれている。

まぁ、あくまでも1つの見方として覚えておいてほしい。