本日の為替動向
16日14時現在の為替相場は、
1ドル=110.77円と昨日と比較し、
ドルが売られ円が買われる展開。
午前中、日本株が330円近く下落した際は、
それに連動する形でリスク回避の円買いが
生じ110.46円まで一時は円高が進行。
その後、"中国の商務次官が訪米し通商協議を
行う"とのニュースが流れた後は、
米中の貿易摩擦解消に向けた期待感から、
下落していた日本株がプラス圏に戻る場面もあった。
その動きとともに、ドル高に為替相場は動いた。
目次- 項目をクリックで該当箇所へ
見解と予想
本日も、世界的なリスク要因である
貿易摩擦に関するニュースで、相場は上下した。
米国とトルコ、及び米国と中国。
今はこの問題に方向性により、
リスク後退つまり、貿易摩擦の解消に向けた
動きが出れば円安ドル高。
逆に、事態が深刻な方向に向けば、
リスク回避から円高ドル安になる。
実際、11月の米国中間選挙まではボラタイル
(値動きぐ大きい)な相場が続くだろう。
また、昨日のアルゼンチンに続き、
インドネシア中銀も予想外の利上げに踏み切った。
従来から、0.25%引き上げ、政策金利を5.5%へ。
通貨安を食い止める策ではあるが、景気を後退
させないよううまくコントロールしてほい。
本日のまとめ
リラショック、米中の貿易摩擦。
自国とは関係のない国にも、大きなダウンサイ
ドのリスクが生じてきている様に見える。
リーマンショックの時を少し連想してしまう。
世界景気の事を考えれば、過去の教訓より、
各国は外貨準備を蓄え、民間銀行はより
ガバナンス及びリスク資産の管理を強化しが、
果たして現代の問題に通用するのか。
マーケットがネガテイブな方に傾くのであれば、
空売り等のショートポジションを取り利益を
得る事も出来る。
まずは今後相場がどちらの方向に進行するのか、
分析できる材料は揃ってきたようだ。