本日の為替動向
31日午後17時のドル円の為替は、
1ドル=110.71円と前日と比較し
円高ドル安となった。
米国と中国における貿易摩擦への警戒感から、
リスクを回避する動きが生じ円買い
ドル売りが優勢となった。
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予想と見解
米中貿易摩擦のリスクが再熱した。
昨夜トランプ大統領が中国からの
輸入品2000億ドル相当に対し、
追加で関税を課す可能性を示唆した。
新たな追加関税のニュースは、
市場を動揺させた。
やはり米国は本気なのだと。
これが要因で景気後退リスクが高まり、
株価が世界的に下落。
これまでリスク要因が後退し、
リスク先行の相場が逆回転した。
ここからポイントになるのは、
どの品目に関税が課されるのか。
ここで日本の主産業に関税がかかると、
日本企業の業績悪化→景気後退→
日本の実力低下→円安という
構図をもたらすだろう。
本日のまとめ
まだトランプ大統領は最終決定はしていない。
一度に課すのか、それたも段階的に実施するのか。
ただ、米国はまだ中国とやり合うことは
止めてはいない事ははっきりした。
貿易摩擦悪化→リスク回避の円高。
今年の選挙に勝つべく、トランプ大統領の
強行な政策は続くだろう。
次の手としては、減税策だ。
おそらく矢継ぎ早に何らかの政策に言及し、
票獲得に動くとみられる。
この動きは、米国の財政を悪化させ、
金利は高くなると想定される。
今後の為替相場を見る上で、
トランプ氏の動きは非常にポイントだ。