本日の為替動向
29日17時の為替相場は、1ドル=111.17円と
前日に比べ若干円安で推移。
米国の景気先高期待より、昨日米国金利が上昇。
日米の金利差拡大きより、ドル高に為替は動いた。
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予想と見解
ここ一週間の相場は少し落ち着きを取り戻した様だ。
直近では、米国とメキシコにおける
NAFTA交渉の再開で、メキシコの先行き
不安は後退し、新興国市場への不安心理は僅かながら後退。
加えて、米中通商摩擦に対する懸念も一旦は
後退した事が、マーケットを落ち着かせた。
ただ今回の協議は次官レベルであり、
大きな進捗はなかったものの、
8月に予定されていた自動車に対する
関税導入の公表が、先送りされたことが大きい。
自動車への関税は、各国の景気を
冷え込ませるトリガーだったが、それを米国は回避。
上記を背景に、一旦米中の貿易摩擦に
対するリスクが後退し、ドルが買われた。
本日のまとめ
ただ、今後もまだ市場では、
同問題を最大のリスク要因として注視している。
世界的に株も買われリスクを
取る動きがでてきており、ドル高に為替は動いている。
しかし、まだ米中問題、リラ問題は解決には至っていない。
日々のニュースをウォッチしながら、
今後の先行きを見極めていく必要がある。