為替広見

為替ついて個人の見解を述べるブログ


本日の為替!動向&予想とは!?8月6日

本日の為替動向

6日17時のドル円の為替相場は1ドル=111.25円と

前週末に比べ円高に推移している。

要因は、3日金曜日日本時間深夜に公表された、

米国の雇用統計の内容が影響しているようだ。

 

目次- 項目をクリックで該当箇所へ

 

予想と見解

 

3日に公表された米国における7月の雇用者数

(因みに公表される内容は、前月分である7

月の結果)は、前月比(ここでは6月と比べ)

+15.7万人であった。ここでポイントなのは、

市場の予想より上回ったかどうか。

同予想は+19.3万人であり、今回の雇用統計の

雇用者数は予想を下回った。

雇用統計においては、失業率、時間あたり

賃金などの指標も同時に発表されるが、

本日は雇用者数にポイントを絞る。

ではなぜ、雇用者数が予想よりも悪ければ、

ドルが売られ円が買われるのか。

シンプルに考えるだけで良い。

例えば、雇用者が増加するという事は、

それだけ景気が良い、ということになる。

景気が良いと消費が活況になり、

物価が高まることが連想される。

物価上昇つまりインフレの進行を抑制すべく、

FRB(米国の日銀)は金利を上げる。

つまり、金利が上がることが連想される事で、

日本と米国の金利差が開く。

今回はその逆が生じた。

予想よりも雇用者数が少なかったため、

FRBの利上げのスピードが少し弱くなることにより、

金利差の縮小が連想され円が買われたのだ。

 

本日のまとめ

 

しかしながら、米国の景気は堅調である。

7月の数字は予想より低くかったが、

5月、6月分の雇用者数が5.9万人分上方修正された。

つまり、前月、前々月に公表した数字が、

よくよく調べてりると「実はもっと増加してた」という事だ。

様々な統計の内容により、その内容を受けて

FRBはどの様な政策を取るのか、

その政策により金利差はどうなるのか。

連想する癖をつけると、なかなか為替動向が

理解しやすくなるだろう。